お疲れ様です。
本日2件目の投稿です。
前回の『座間市 某A保育園2階テラス』と同時施工の現場です。
なので、元請さん及び防水元請さんは全く一緒です。
※実はもう一軒同時施工の現場があるので(笑)
Fig.1 施工前
この現場はチョット特殊で、全く予算が出ない現場でした。その為、防水元請さんから
『プールサイド用長尺シートで防水できない??』
『しかも、クッション材付きで!!』
『しかも、施工は自分たちで!!!!』
と。
いや、施工は半分防水屋さんだし、名だたるロンプルーフ防水事業協同組合の会員さんだし問題は無いのだけど・・・・・
長尺で防水、しかもクッション材(ロンセーフシート付き)がある状態で・・・・・・
前回ブログの「座間市 某A保育園2階テラス」の既存防水層の通り、クッション材があると継目(溶接棒)が口を開きやすいのです。
しかし、この方法は実は昔からやりたかったことだったのです(笑)
そう、アイディアはあったのです。
簡易防水工法として、長尺シートでの防水工法の弱点は、上記にも書いております通り、継目(溶接棒)の部分なのです。
そう、そこさえ何とかすれば、元々塩ビシート防水は、長尺シート防水(ロンリウム防水)から始まったのです。ただその時は、シート同士を重ね合わせその部分を焼付け且つ溶接棒処理となっておりました。
どうすればよいのか?? というと、
1.継目の下に、塩ビ鋼板を入れ全溶着する
2.継目の下に、防水シートを入れ全溶着する
の2パターンがあります。
しかし、クッション材があるので、『1』である塩ビ鋼板は無理かなと思われます。
さらに仕上げとして、継目の処理として液状シール(自作)を打設するのです。
尚、事前に立上り面はウレタン塗膜防水のX-2立上りフッ素仕上げにて施工済みです。
と、下記fig.2ではクッション材(ロンセーフシート)を施工済み状態です。
幅200mmの防水シート(帯シート)を、ロンセーフシートの上に貼り付け
※長尺シートの割付に合わせて
Fig.3の様に、長尺シートと防水シート(帯シート)を溶着固定しております。
Fig.2 接着材塗布済み
Fig.3 長尺シートを帯シートに溶融着固定中
Fig.4 継目に液状シール打設
Fig.6 端部にシーリング材施工
Fig.7 施工完了
Fig.8 施工完了
Fig.9 施工完了
尚、こちらの保育園の簡易水槽はウレタン塗膜防水にて施工となります。
※ビニルプールを使っているとのこと