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保土ヶ谷区 某小学校体育館屋根漏水補修

2022年12月15日

お疲れ様です。

 

本日は先日の『保土ヶ谷区 某小学校3階女子トイレ漏水補修』の続きである、体育館屋根漏水補修となります。

 

さて、今回の体育館屋根も先日の女子トイレの時に学校側から、『体育屋根から漏水が発生しているので、見てね (^^)v』といわれ、防水元請さんの社長さんと一緒に見てきました。

早速現場へ上がってみましたら、驚き桃の木山椒の木・・・・・・・

なんとこの建物築50年程度の物なのですが、その当時(新築時)の塩ビシート防水が・・・・・

しかも、長尺シート防水(ロンリウム防水)と思わしき物が・・・・・・・・

まだ生き残っている・・・・・・・

いや、生きてはいないか・・・・

漏水しているのだから・・・・・・・・・・

 

この当時の防水層なんて・・・・・

15年チョット程度しか耐久性がないのに・・・・・・

よく50年程度も・・・・・

いや、ウォーターベット状態だから生きてはいないのか・・・・

 

Fig.1 現状

 

 

Fig.2 現状

 

 

Fig.3 現状

 

 

出るわ出るわ、漏水原因が・・・・・・・・・

即答で校長先生及び副校長先生にこう言いました。

『防水層が壊滅的に死んでいます・・・』

と。

 

横浜市教育委員会及び横浜市建築保全公社に、防水改修工事を働きかける様に依頼してくださいと言っておきました。

しかし、学校としては何とかして漏水を直ぐに止めたい。

そんな意図を汲み取って、補修工事を実施しました。

 

Fig,4 架台入隅補修(溶剤拭き)

 

Fig.5 架台入隅補修(パッチ補修)

 

 

Fig.6 架台入隅補修(パッチ補修・完了)

 

 

Fig.7 ラップ部補修(溶剤拭き)

 

 

Fig.8 ラップ部補修(パッチ補修)

 

Fig.9 ラップ部補修(完了)

 

 

Fig.10 マンホール補修(シール打設)

 

 

Fig.11 マンホール補修(完了)

 

 

Fig.12 架台端末(シール打設)

 

 

Fig.13 架台端末(シール打設)

 

 

Fig.14 架台端末(完了)

 

 

取り敢えず、シートの見た目で切れている所を、㈱タイセイ製のファストフラッシュでパッチワーク補修をし(40箇所程度?)、端末関係のシーリング材を全て打ち替えてみました。

 

 

完全には漏水を止めることはできませんでしたが、かなり減ったとのこと。

それと、翌年度に防水改修工事を入札で(取引業者さんが)落札でき、防水層の全面改修と相成りました。

 

が、設計図面を見て呆然且つがっかりしました。

 

Fig.15 設計仕様

 

 

がっかりした内容としては、

    • 平場の既存防水層が非撤去 : ウォーターベッド且つ下地が砂になっている(Fig.16を参照)
    • 平場の天日干しが必要 : ウォーターベットの解消
    • 平場の下地調整が必要 : 砂になっている下地を押さえる必要がある
    • 側溝のパラペット(笠木)がウレタン塗膜防水 : 防水層の切れ目がウォーターラインより下にある

等を挙げられます。

 

なので、現場監督さんと協力して、役所の担当官を説得しながら脅して(設計ミスがあった(笑))、上役を巻き込み(自分とはかなり仲が良い人)、色々ありましたが下記の様な仕様に変更となりました。

 

<採用されたVE案>

    • 既存塩ビシート防水層は全面撤去
    • 下地調整に5mm厚のカチオン系樹脂モルタルを施工(役所指定)
    • 大きい水たまりを解消すること(役所指定)
    • パラペットのアゴ下に断熱材を充填してアゴを埋める
    • パラペットの天端まで塩ビ防水シートで巻き上げる

 

 

Fig.16 VE案の図面

 

 

 

さてさて、堅苦しいお話はここらへんまでとして、施工写真を掲載します。

 

Fig.17 マンホール(施工前)

 

 

Fig.18 マンホール(施工中)

 

 

Fig.19 マンホール(施工中)

 

Fig.20 マンホール(施工完了)

 

 

Fig.21 マンホール(施工完了)

 

 

Fig.22 通気架台(施工前)

 

 

Fig.23 通気架台(施工中)

 

 

Fig.24 通気架台(施工完了)

 

Fig.25 側溝取合い部(施工前)

 

 

Fig.26 側溝取合い部(施工中)

 

 

 

 

Fig.27 側溝取合い部(施工完了)

 

 

Fig.28 側溝取合い部(施工完了)

 

 

Fig.29 壁面納め部(施工中)

 

 

Fig.30 壁面部(施工完了)

 

 

Fig.31 土間平場(下地調整施工完了)

 

 

Fig.32 土間平場(施工中)

 

 

Fig.33 土間平場(施工完了)

 

 

施工仕様 : ロンシール工業㈱製

平場・側溝床面   : LSN-210UD工法

立上り・笠木天端  : LSN-210工法

 

 

 

 

テクノユニテック㈱は、横浜市瀬谷区を拠点に、神奈川県・東京都を中心に防水工事を手がけています。民間・公共問わず、さまざまな規模の施工に対応が可能です。施工のご依頼や、ご質問はお気軽にお問い合わせください。

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