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保土ヶ谷区 某小学校3階女子トイレ漏水補修

2022年12月14日

おはようございます。

本日は、とある学校から直接呼ばれて、漏水を止めた現場についてお話しします。

 

数年前のこと、とある防水元請の社長さん(大先輩です <(_ _)>)より、『某小学校で漏水しているようなので見てほしいと学校から依頼があったので、一緒に見に行こうぜ(^^)v』と言われ、見に行きました。すると、最上階(3階)の女子トイレの天井からかなりの量の漏水が発生しておりました。

 

Fig.1 3階女子トイレ漏水箇所

 

 

Fig.2 漏水箇所(天井)の状況

 

 

早速屋上へ上がってみました。ちょうど下記『Fig.3』の写真のあたりが漏水箇所の上部となります。

そこそこ古いですが、アーキヤマデ㈱製の「F-N20工法(密着工法)」にてしっかり施工されており、防水層に何ら問題は見られませんでした。

 

Fig.3 漏水箇所上部

 

 

後で書きますが、漏水原因を我々はすぐに突き止めておりました。

 

学校側(校長先生および副校長先生)には、横浜市教育委員会及び横浜市建築保全公社に言って緊急工事の予算を下さいと依頼するよう言いました。漏水原因である要因は、漏水だけではなく生徒さんの命の問題(事故)にも関わる要因となりえるからです。なので、学校側には工事完了するまで、生徒さんの屋上立ち入りを禁止するようにも言っておきました。

 

とりあえず、翌年度の工事としてその問題点及び防水層の改修工事が入札されました。たまたま落札業者が上記に書いております防水元請さんの取引業者さんだった為、さっそく現場へ行ってきました。そうしますと、ウレタン塗膜防水が増塗りされておりました(笑)。全く意味がないのですがね。

 

Fig.4 増塗りウレタン塗膜防水

 

Fig.5 増塗りウレタン塗膜防水

 

 

さんざん、見解書なども提出してきたのですが、お役所さんは我々の見解書を信じてくれなかったのですね⤵

漏水は下記Fig.6の通り、止まりませんでした(笑)

 

Fig.6 漏水箇所

 

 

早速工事に入りましたが、下地工事に入った途端漏水は止まりました(笑)

漏水の原因とは、

フェンスの根元が腐っていた!!!

でした。根元が穴だらけに腐っておりグラグラなのです。その穴から雨水が侵入し、漏水事故となったわけです。

更に、フェンスに子供が寄りかかったり、登ったりしたらフェンスごと地面へ落下なんてことになり得るので、緊急工事の予算を取得するように学校に言ったのです。

 

 

 

 

Fig,7 既存フェンス全景

 

 

Fig.8 既存フェンス漏水原因

 

 

Fig.9 既存フェンス漏水原因

 

 

Fig.10 既存フェンス漏水原因

 

 

Fig.11 既存フェンス漏水原因

 

 

Fig.12 既存フェンス漏水原因

 

 

そうなんです。既存フェンスを撤去してその支柱根元の跡に、樹脂モルタルを充填したとたんに、漏水が止まりました(笑) \(^o^)/

防水層を改修する前に漏水が止まりました(笑)

 ※樹脂モルタルを充填した翌日から雨が続いたのですが、漏水がピタッと止まりました(笑)

 

Fig.13 フェンス及び防水層改修完了

 

 

Fig.14 フェンス及び防水層改修完了

 

 

Fig.15 フェンス及び防水層改修完了

 

 

Fig.16 フェンス及び防水層改修完了

 

 

さて、今回は直接学校に呼ばれて行き、予算的に随意契約では賄えきれないほど大きな漏水事故でしたが、ラッキーなことに自分たちで改修することができました。

あと、この工事には体育館屋根の改修工事もセットであったのですが、そちらは後日明記します。

 

<改修工法> : ロンシール工業㈱製

平場  : LSN-210UD工法

立上り : LSN-110工法

 

 

 

 

テクノユニテック㈱は、横浜市瀬谷区を拠点に、神奈川県・東京都を中心に防水工事を手がけています。民間・公共問わず、さまざまな規模の施工に対応が可能です。施工のご依頼や、ご質問はお気軽にお問い合わせください。

 

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