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都筑区 某中学校プールサイド(観覧席)

2022年12月7日

おはようございます。

本日は、学校プールサイドにあります、観覧席についてお話しします。

 

観覧席は新築時より放置されている現場が多く、ボロボロな状態になっている現場が多いと見受けられます。

数年前、横浜市塗装事業協同組合さんより電話があり、

『学校プールにある観覧席、シート防水で何とかなりませんか??』

とのこと。

塗装で仕上げるには、下地補修工事が多すぎて、工事費用が莫大な金額になってしまうし、すぐにクラック・爆裂が発生してしまう為、塩ビシート防水の機械的固定工法で安く且つ高耐久に仕上げれないかとの相談でした。

その時わたくしの返事は即答で、

『可能ですよ!!』

と言いました(笑)。

 

その時の現場写真が、

Fig.1 観覧席 施工前

 

Fig.2 観覧席 施工前

 

となります。

あらゆる所が『Fig.2』の様なクラックが発生していて、しまいには写真では分かりづらいですが、床面のモルタルが20mm程度突き上げているしまつ⤵

まあ、塩ビシート防水機械的固定工法でやる場合にはクラック系はそのままでもOKですが、モルタルの突き上げは仕上がりの出来に問題があるので、その部分だけ補修工事が必要となります。

 

Fig.3 突上げ部補修(サンダー入れ)

 

 

Fig.4 突上げ部補修(ハツリ後 吸水調整処理)

 

 

Fig.5 突上げ部補修(標準モルタル充填)

 

以上の処理だけをやって、塩ビシート防水機械的固定工法でやった結果、

 

Fig.6 完成

 

Fig.7 完成

 

となります。役所さんも横浜市塗装事業協同組合さんも大喜びです

\(^o^)/

ただし、わたくし大好きな、絶縁緩衝シートの厚2mmタイプの使用が重要です。

 

Fig.8 塩ビ鋼板及び絶縁緩衝シート敷設状況

 

この絶縁緩衝シート厚2mmを使用するのがミソなのです(笑)

通常の厚1mmを使用すると不陸が目立つのですが、厚2mmを使用すると不陸だけではなく色々と下地不具合部を緩衝してくれます。

 

あっと、これまでのお話は『鶴見区 某学校プールサイド(観覧席)』物件です。

続いて、お話本番の都筑区某中学校プールサイド(観覧席)となります。

 

もう観覧席はお手の物で、横浜市塗装事業協同組合さんから観覧席もよろしく (^^)v

と依頼されて、下記の様に施工しました。

 

Fig.9 施工前

 

 

Fig.10 施工前

 

 

Fig.11 段差修正

 

 

Fig.12 段差修正 完了

 

上記写真は、10mm~15mmくらいの段差があったので、のり附バックアップ材を貼り付けて、段差を解消させました。

 

 

Fig.13 接着剤の塗布(ボンドエフレックス)

 

 

Fig.14 塩ビ鋼板取付状況

 

上記の塩ビ鋼板取付にはプラグアンカーを使用しませんでした。なにぶん下地がレンガだった為アンカー固定が難しかったのです。塩ビ鋼板を大きくしてアンカー固定という案もあったのですが、そうすると絶縁緩衝シート部が狭くなり、硬い部分が大きくなってしまいます。

故に、防水シートで押えられる出隅ですので接着材で固定することとしました。ここが一番悩みました。

 

Fig.15 エポキシ注入強化剤充填

 

地上ですし、防水層ではないのでエポキシ注入強化剤充填は必要ないのですが、思ったよりも下地の状態が良くなかったので、念のために注入材を充填しました。

 

 

Fig.16 塩ビ鋼板取付完了

 

 

Fig.17 塩ビ防水シート敷設完了

 

立上り面を貼り下げで、シワを1本も入れずに施工するなんて、そんじょそこらの職人さんでは無理なのです(笑)

 

 

Fig.18 液状シール打設

 

 

Fig.19 液状シール打設

 

 

Fig.20 塩ビ防水シート施工完了

 

 

Fig.21 防滑性長尺シート増張り

 

 

Fig.22 防滑性長尺シート増張り

 

 

Fig.23 防滑シート端部に液状シール打設

 

 

Fig.24 端末シール打設

 

 

Fig.25 端末シール完了

 

 

Fig.26 施工完了

 

 

    

Fig.27 施工後 及び 施工前比較

 

 

    

Fig.28 施工後 及び 施工前比較

 

 

ちなみに、施工しました仕様は

 

ロンシール工業㈱製

LSN-210工法(但し、絶縁緩衝シート厚2mm)

+レスタリアHS増し貼り

 

となります。

 

こちらの学校は横浜市内では数少ない、衛生経路・プールサイド・水槽・観覧席の全てがリフレッシュ済みなのではないでしょうか??

 

 

 

 

さてさて、蛇足的なお話ですが、以前のブログでも書きました『もの凄く綺麗・丁寧な塗装屋さん』が元請さんで、衛生経路及びプールサイド他を塗装していたのですが、改めてこの現場でも、

丁寧!!!

綺麗!!!!!!

の一言です(笑)

 

 

図. 施工前

 

図. 既存塗装膜の完全除去

 

図. プールサイドも表面脆弱部除去(両サイドが研磨済み)

 

図. 下地調整

 

図. 下地調整完了

 

図. 下地調整完了(床面はまだ)

 

図. 下地調整完了(床面はまだ)

 

図. 下地調整完了(床面はまだ)

 

図. プライマー塗布

 

図. プライマー塗布完了

 

図. 中塗り作業中

 

図. 上塗り作業中

 

図. 上塗り作業中

 

図. 塗装完了

 

図. 塗装完了

 

図. 塗装完了

 

ちなみに、たまに写真に写っている養生テープは、是正箇所です(自主検査)。

 

 

この現場の元請さんの現場監督さん(専務さん)ですが、夫婦そろって、RB26DETTエンジン搭載車です。

車種は異なるのですが・・・・・・

ただ、現場監督さん

『仕事仕事で、最近車動かしていない!!!!』

と言っております(笑)

 

 

 

 

 

テクノユニテック㈱は、横浜市瀬谷区を拠点に、神奈川県・東京都を中心に防水工事を手がけています。民間・公共問わず、さまざまな規模の施工に対応が可能です。施工のご依頼や、ご質問はお気軽にお問い合わせください。

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