訂正1　2023年9月11日　　Fig.0追加

訂正2　2023年9月15日　　写真追加

 

 

 

お疲れ様です。

 

久々の、１０００㎡を超える現場です（笑）　＼(^o^)／

 

 

既存防水層としては、２０年程前に新築時にロンシール工業㈱製のＬＡ－１２５工法で施工されております。

この工法は、施工が本当に難しい工法です。

スタイロフォーム（断熱材）を敷き込み、

その上に歩行用の硬質ボードを設置し、

ステンレスディスクで硬質ボードを機械固定し、

塩ビシートを接着剤で硬質ボードへ接着させます。

 

 

１２５工法のミソは幾つかあるのですが、

その中で一番重要なのは、ステンレスディスク（ＢＳ－Ｈ１）の

割付とプラグアンカーの固定強度です。

 

 

２０年前の時代は、

組合員制度がガチガチにまだ正常に稼働していた時代ですので、

材料販売が、完全にクローズドの時代です。

しかも、メーカーに確認したところ（保証書の履歴検索）、

完全に神奈川ロン友会所属の組合員さんによる施工でした。

 

 

なのに、

プラグアンカーの固定強度が皆無な状態でした。

そうなのです、エポキシ樹脂注入強化剤（ＥＬ－２００１）が充填されていなかったのです。

　※但し、固定ディスクの割付は完璧でした

 

 

 

現場調査で、屋上に上がったら、

 

 

の様なパッチワークだらけなのです。

 

施主様に確認をしたところ、

ステンレスディスクを固定している、

ステンレスビスが塩ビ防水層を突き破って

突出してしまっていたのです。

それの補修跡です（笑）

まだまだ竹の子の様ににょきにょき生えてきます

と言われました（下写真参照）。

 

 

 

 

エポキシ樹脂注入強化剤を充填していない以外にも

・プラグビスの長さが足りていない（モルタルに５０ｍｍ以上のかかりが必要）

・下地のコンクリートが多分シャブコンだった（モルタル自体に強度が無い）

が原因では？？　と弊社職人さんが言っておりました。

 

 

パッと見ですが、こんなに１２５工法を綺麗に施工できるなんて

そうとう腕の良い職人チームだったんだろうなと思っていたのですが・・・・・

 

 

脱気盤３０Ｌ（床に設置するタイプ） の設置もずさんで、

撤去してみたら、防水性を唯一確保するべき存在である

ブチルコーキング（ロンシーラントＬ）が充填されていませんでした（笑）

多分漏水していたんだろうな・・・・・

しかも、一番側溝（ドブ）に近い水下側に設置されているし・・・・

 

Fig.0　　脱気盤３０Ｌ　本体撤去

 

 

だから、改修用ドレインが後日別途に、後付けにて付いていたのでは？？？

と、思ってしまいます。

 

 

 

 

さてさて、

弊社施工で色々と補修をしながら施工と相成りますが、

これより、写真掲載と行きます。

 

 

9月4日（月）の大雨の中高圧洗浄をしました（笑）

 

Fig.1　高圧洗浄

 

 

弊社職人さんは、

できるだけ、面倒なエポキシ樹脂注入強化剤を入れたがらないのですが、

ハンマードリルにて１発穿孔したとたんに、

『エポキシ入れます！！！』

と言いました。

シャブコンだろうと言う位の手ごたえだったそうです。

 

Fig.2　エポキシ樹脂強化剤注入

 

 

Fig.3　ステンレスビス挿入状況

 

 

Fig.4　絶縁緩衝シート敷設状況及び固定ディスク設置状況

 

 

ちなみに上記写真のFig.4の絶縁緩衝シートの幅がおかしいのでは？？？？？

と気づいた方は通かもしれません（笑）

青い固定ディスクなので、ロンシール工業㈱製なのに、

幅１ｍ位と２ｍ位の絶縁緩衝シートなんて！！！！

 

そうなんです。旧カタログ品の

　ラジアルシートＮ（2mm厚品）

なのです。昔の材料なのです。

 

ハウスメーカー用に、裏では生きている部材なのです。

お値段は現行品（1mm品）の倍以上ですが、

仕上がりが全然違うので、

弊社ではメーカーカタログに載ってはいませんがこちらを採用しております。

 

施工仕様は、ロンシール工業㈱製の

ＬＳＮ－２１０ＵＤ工法（色柄：ＬＳＮ－５４）

となります。

 

 

ちなみに、奥のフェンス内部は、ウレタン塗膜防水にて施工予定。

そちらも、後日ブログにアップ予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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